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2019年01月31日

幼児教育をしても効果がない?!

3歳から一年生まで通っていただいた方から、
「記憶力が良くならず、中学生になった今も成績が悪く、がっかりしている」
というメールをいただきました。
いかに失望したのかが書かれており、
子供が賢くなると信じて
努力したのにそうはならなかった
悔恨の思いが伝わってきました。

お母様の苦しい気持ちを考えると
悲しい気持ちになりましたが、
期待に応えて差し上げられなかったというよりも、
一番大切な事を伝えきれていなかったのだと
申し訳なく思いました。


一番大切な事とは、何か?

子供は、生まれながらにして、
何らかのギフトを持って生まれてきており、
それを輝かせることが1番大切だという事です。

親の遺伝子は、
関係ないという説もありますが、
足が早いとか肺活量が多いとか、
遺伝的なものと環境と努力の結果で
素晴らしい選手になるように、
生まれながらにしての素晴らしい才能であるギフト
(遺伝的なもの)はやはり、存在します。

そして、様々な才能を輝かせるには、
環境が重要です。
その環境とは、
成長に合わせて伸ばしていく方法だったり、
好きだ、得意だと
良い意味での勘違いをさせてくれることです。
これが専門の教室や親の役割だと思っています。
好きな事は、頑張れます。
ずっと継続出来るし、
本人は努力している感覚なしに
努力が出来ます。

子供の目の輝きを大切にしながら、
教育を与えていきます。
目が死んでいたら、
何かが間違っているのです。

親が何かにチャレンジしていれば、
子供もチャレンジする事を学びます。
子供と一緒に漢字検定を受けている
お母様もいらっしゃいますが、
そういう子供さんは、
努力を当たり前だと思っています。
親が一冊も本を読まないのに
子供に本を読めというのは、
無理な話です。
読書をする雰囲気、
家族で学ぶ環境、
親の興味や関心も子供に影響します。
音楽好きな環境で育った子は、
音楽好きになっています。
芸術家の家では、
教えずして、
美的センスは養われています。

娘が小学生の頃、
両親共に科学者の家に遊びに行った際に、
交わされる会話のレベルの高さに
驚いたという事を言っていました。
おそらく、体育会系な我が家では
聞いた事のない
知的好奇心をくすぐる話だったのだろうと思います。

私も息子の為に幼児教室を
始めたくらいですので、
それは熱心に教育をしました。

しかし、息子は、デスクワークは嫌いでした。
ピアノやバイオリンも習わせましたが、
それもダメでした。
彼が持っていた興味と才能は、
スポーツだったのです。
じっとしている事が苦手で
地味にコツコツ努力するのは、
苦手です。
好きな事、向いている事を
とことんやらせていくと、
子供が輝き始めます。
それが一番良いのです。

私は、息子が中学二年生までは
勉強で大学に行かせようと思っていました。
速聴CDなど効率よい勉強法を探しては、
与えてきました。

しかし、息子は勉強ではなく
野球での進学を選びました。
15歳で親元を離れて暮らし、
苦しい練習や取り囲む大人や仲間によって、
人間的に素晴らしい成長する機会を得ました。
強い精神力と絶対出来ると信じる根拠ない自信は、
全てを良い方向へと変えていきます。
息子が単語や漢字を覚えられないから
「記憶力が悪い」と私が失望していたら、
自分に自信が持てなかったかもしれません。

息子は、勉強面では、
さほど能力が発揮される事が
無かったように思いますが、
映像や出来事の記憶力は優れているらしく、
運動なら一度見たら
同じように再現出来るようです。
仕事をするようになると、
会話や作業工程ならば
見たり聞いたりすれば覚えられるようで、
メモをとる事がほとんどないとの事。
行動力や発想力で自分らしく
仕事をさせていただけているようです。

子供の成績が思うように伸びていない時も
「将来は、凄い人になると思うよ」
そう言いきかせてきました。
根拠ない自信によってチャレンジする
意欲や勇気を持たせるからです。

勉強よりも他の才能を持って生まれてきた2人の子供達は、
それでも、私よりもずっと賢く育ってくれました。
いろんな事に感謝して、
「生まれ変わっても自分になりたい」
と言える子に育ってくれました。
そう言ってもらえたことが、
一番良かったなぁと思うのです。

開校して24年間で
京大や医学部に進学していった
子供達を見てきて、
親の資質と子供の学問的才能との関係は
あるような気がします。

しかし、
より環境の方が勝っています。。
なぜなら、勉強を好きにさせる事や
努力する習慣は、
素質ではなく親次第です。
それによって、親以上の学問的能力を
大きく開花させていくからです。

そして、
それ以上に大切な素晴らしい才能を
見てあげて欲しいのです。
生まれながらにして子供は、
自分のプランが生きられるように
全てにおいて完璧な存在だという
捉え方をしていくと見えてくるものが
違うかもしれません。
才能を見つけるのは、
親の特権であり素晴らしい仕事です。

記憶力は、
大人でも速聴やイメージ記憶などで
改善出来ます。
なかなか覚えられないのは、
方法がその子に合っていないか
出来ないと思い込んでいる
可能性があります。

「自分は、出来る!」
と思わないと出来るようになりません。
「自分は、出来る!」
そう思わせてくれる指導者と
出会えることを願っています。



Posted by 夢を叶える幼児教室  at 00:50 │Comments(0)

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